再生治療
再生治療


インプラント手術は、あごの骨に装置を植え込み固定させています。
ですので、土台となる骨が少ない場合手術を行うことができないのです。
もともと日本人は、欧米人に比べて骨の厚みや高さが少なく、また、歯周病などであごの骨が
薄くなっていたり、入れ歯(義歯)を長期間使うことによってもあごの骨が薄くなってしまいます。
この対処法として、当院では骨移植を行うことにより、多くの症例に対処出来るようになりました。
代表的な方法としては以下の4つがあります。


上の顎の奥歯に骨が無い場合は上顎洞を 上に押し上げて骨を造り同時にインプラント を植える事が出来ます。 これをサイナスリフト法と言いますがこの 場合、骨が固まりまたインプラントと結合 するまでに約6ヵ月の期間が必要です。 外科侵襲が大きく手術後の痛み腫れが 出やすいのであまりお勧めできる方法 ではありません。

上の顎の奥歯に骨が無い場合で上顎洞を上 に押し上る量が少ない場合は骨の頂上から 小さい穴を開けて骨を造り同時にインプラント を植える事が出来ます。これをサイナスリフト 法と言いますがこの場合、骨が固まりまた インプラントと結合するまでに約4ヵ月の 期間が必要です。 サイナスリフト法に較べると外科侵襲が 小さく手術後の痛み腫れが少ないのでので 骨を作る量が少ない場合は、お勧めです。

歯周病などで元々の骨が少なくなってしまっ ている場合には、人工膜を用いてスペースを 確保してインプラントを植えた後に十分に骨 が出来るようインプラント周囲に骨を盛って いきます。これをGBR法と言いますがこの場 合には約4~6ヶ月の期間が必要になります。 体内で解けて体に吸収される人工膜を用いる 場合は、手術も一度ですみ、腫れ痛みも少 なくて済むことが多くお勧めです。

ブロック骨移植 入れ歯(義歯)を長期に渡り使用していた場合 は非常に骨の幅、高さ共に少なくなってき ます。その場合には全体に骨を造成する 必要がありますので、ご自身の骨がある部 位からある程度の大きさを取ってきて骨が 無い部位に移植します。 これをブロック骨移植と言います。 4~6ヶ月の治療期間を要します。
